【仏教】心を制するという教え

私には最近かなり傾倒しているものがあります。

それは仏教です。

正確に言えば、原始仏教、つまりブッダの教えそのものです。

仏教は2500年ほど前に誕生して以来、色々な宗派に別れ、その中で教えの内容も変化していったのですが、私が関心があるのは、その根本であるブッダのオリジナルの教えだということです。

以前から仏教関係の本は読んだりしていたのですが、最近読み返したところ以前に増して感銘を受ける教えが多くありました。

その中の一つが、心に関するものです。

ブッダの「心を制する」という教え

ブッダは心に関する言葉を多く残しており、色々な表現で心を制することについて語っています。

心は別々の方向に走る。──太陽の光線のように。それ故に賢者は心を制する。──鉤で象を制するように。

出典:ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫) 中村 元 訳

私が感銘を受けたのは、心を制するという発想そのものですね。

引用した詩句では心は象に例えられていますが、確かに人間の心は動き回る動物のように落ちつきのないものです。

そして、その心の動きの中で喜びも苦しみも、まるで起こるがままなのです。

この教えに触れて、自分は苦しむことがあったときも、その苦しみにされるがままだったのだと気づきました。

心は起きている反応、それ自体にされるがままだったわけです。

つまり、動揺するようなことがあったとき、ただ動揺しっぱなしだったということです。

ブッダは、このような心の働きに対して、「心を抑制しよう、心をおさめよう」と説いています。

私はブッダの教えの、いわゆる心の悩みに対するアプローチの仕方に新鮮なものを感じ、感銘を受けたわけです。

いわば心との関わり方と言えるでしょうか。

「そういう関わり方があったのか」、って感じです。

ブッダの比喩表現

「鉤で象を制するように。」という表現も好きですね。

精神的なことに関する教えというものは、例えば瞑想に関するものなどですが、具体的にどういう状態のことを差しているのかわかりにくい場合が多いんですよね。

教えられたことが出来ているのか出来ていないのかがわかりづらいわけです。

「このやり方で合ってるの?」という具合です。

しかし、ブッダは巧みな比喩表現によって、教えを感覚的に理解しやすくさせているようです。

まとめ

ブッダの心を制するという教えについて紹介しました。

ブッダの教えには感銘を受けるものが多いので、また紹介しようと思います。