【音楽動画】Childish Gambino「This Is America」が衝撃的だった

Childish Gambino「This Is America」のMVとSNLでのLive映像についての話というか感想。

Childish Gambinoはアメリカで俳優やコメディアンなどとしても活動するDonald Gloverがアーティストとして活動するさいに使用する名前だが、もうこの名前は使わなくなるらしい。

Childish Gambino – This Is America (Official Video)

(一部暴力的な描写を含むMVなので視聴には注意。)

Childish Gambino「This Is America」は世界各国のYoutube急上昇ランキングに入り込んでいた話題沸騰の動画。

公開から20日ほどで約1億7千万回も再生されており、ネット上ではこのMVに対する解釈、解説が溢れ一大流行のようになっている。

日本の急上昇ランキングにも入っていて、自分はそこから今作に触れたのだが少し見て「普通の音楽だな」とすぐそこから離れてしまった。しかし、やけにTwitterでこの「This Is America」に触れている人が多いので再度ちゃんと視聴してみたら凄かった。

今作は黒人差別やアメリカの銃社会をテーマにした過激なMVで、とにかく衝撃的な内容だった。

陽気に歌っている黒人が撃ち殺され、「This Is America」と説明されるインパクト。それがアメリカという国の現状、実態をストレートに象徴しているように感じられた。

だからこそ、この作品は単なる「1人のアーティストのMV」という領域を超えて、アメリカという国に関心を持つ世界中の人達をひきつけたのだろうと思う。

銃声によって陽気な曲調が不穏なものへと様変わりするのはMVだけのもので、この曲自体には銃声は入っていない。配信されている音源を聴くと銃声が入っていないので曲の印象というかメッセージ性がややマイルドに感じられたのもおもしろかった。

正直、すでにめちゃくちゃ再生されているこの動画をブログで紹介する意味もない気がしたのだが、最近知ったYoutube for ArtistsというYoutubeの音楽チャートからThis Is America」のページを確認すると日本からの再生数がこのブログ執筆時点で約100万再生ほどだったので知らない人もいるのだろうと一応取り上げることにした。

とはいえ、この動画を見るような属性の人達は皆もう見ているというレベルだろう。

作品のテーマからはKendrick Lamer「Alright」を思い起こした。こちらも名作。

Childish Gambino – This Is America (Live At SNL)

アメリカのバラエティ番組「Saturday Night Live」での「This Is America」Live映像。

「This Is America」のMVを再生すると次の動画にこの動画が出てくるので流れで見たのだが「アメリカってやっぱすげえ!」と思わされた。

感銘を受けたのはパフォーマンスの魅せ方の上手さだ。

照明の抑えた使い方とか、直立して歌っているChildish Gambinoとダンスする学生の対比とか、あるいは途中から一緒に踊りだしたり、最後に踊っている女の子を1人だけ残す演出とか、とにかくセンスが良すぎる。かっこ良すぎる。

最後の方のCGみたいな照明もすごい。なんなんだあれは。

そしてまた、このLive映像がDonald Gloverの公式チャンネルから配信されているということにも驚いた。

それは日本でいえばMusic Stationの映像がアーティストの公式チャンネルから配信されるというようなものなのだろうか。もちろん日本ではそのような試みは今のところ起きていない。(と思う。知らないだけかも。)

Youtubeで「Live At SNL」で検索すると少なくとも6年前からSNLでのLive映像がアーティストの公式チャンネルから配信されているので、特に新しい試みというわけでもなさそうだが、とにかく進んでるなと思わされた。

音楽動画を色々見ているとK-POPにも同様の形で配信されているものがあったので、別に珍しくもないのかもしれない。

他のSNLのLive映像もすごいのかと思っていくつか見てみたが正直わりと普通だったので、Donald Gloverや「This Is America」のMVの力も大きかったのだろう。

なんにせよ、こんな曲、MVが出てくるアメリカという国はやっぱりすごいなと。