【音楽】コーネリアス「Ripple Waves 」を聴く【感想・レビュー】

最近はコーネリアスの新作アルバム「Ripple Waves」をよく聴いている。

このアルバムには前作「Mellow Waves」前後に発表された未収録曲やライブ演奏、他アーティストが楽曲を再構築したRework版などが収録されている。

自分は特に14曲目の細野晴臣「夢の中で」をReworkした「In a Dream (Haruomi Hosono Rework)」がお気に入りで、めちゃくちゃリピート再生している。

この曲は原曲と比較するとノイジーなザラついたサウンドになっていて、ボーカルトラックはゆらゆらと不安定な感じに重ね合わされている。自分からするとデジタルなD’Angeloのように聴こえるのだがどうなんでしょう。なんにしても新鮮な響きでおもしろい。

細野晴臣に関しては最近の「万引き家族」のサウンドトラックもよく聴いていて、是枝監督のオーダーもあって過去のサントラ仕事の自己模倣的な色が強いと思うのだが非常に良い。

他、オーストラリアのフューチャー・ソウル・ユニットHiatus kaiyote坂本龍一のReworkも良かった。

自分は以前にHiatus kaiyoteの「Nakamarra」という曲を気に入って、よく聴いていたので興味を惹かれる人選でもあった。

(このMVはオーストラリア、ノーザンテリトリーの砂漠というロケーションも魅力的。)

Hiatus Kaiyoteの他の曲はよく知らないのだが、彼らのReworkは「Hiatus Kaiyoteにはこういう顔もあったのか」と思わせるサイケというか宇宙的というかなんかそんな内容だった。

坂本龍一の「If You’re Here (Ryuichi Sakamoto Rework)」はポストクラシカル的な響きで、最も再構築というコンセプトを感じさせる知的な仕上がりだった。他のアーティストのReworkと比べても、この曲には一度原曲を解体し、そこから部品を取り出して再度作り直したという趣がある。

意外な人選だったのが伝説的なポストパンクバンド、FeltLawrenceの参加で、モンドなサウンドコラージュで異彩を放っているが正直よくわからなかった。相当変人らしいみたいな話も聞くが、そういう感じは確かに出ている。

アルバムにはアメリカのラジオ局NPRのオフィスで行われるライブ企画、タイニー・デスク・コンサートに出演した際のライブ音源も収録されている。

どこかのインタビューで読んだが、NPRは各音楽ジャンルごとに専門のスタッフがいるらしく、ボスは現代音楽担当らしい。なんかすげーアメリカっぽいというか映画にでも出てきそうな感じだ。

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