【アニメ/感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 01「黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)」の感想

「ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風」のアニメが始まったので、その1話目を見た感想。

ちなみに原作既読済みなので微妙にネタバレ混じりの感想です。

冒頭の原作にないシーン

冒頭の原作にはないシーン。

イタリアっぽい陽気なアコーディオンの音楽が流れて、「おーイタリア感出してる」などとまず感心した。漫画でイタリアの街並みが緻密に描かれていても、音楽は聴こえてこないので、その角度からイタリアを感じることに意外性があって新鮮だった。(ちなみにイタリアは世界のアコーディオンの8割を生産しているらしい。)

冒頭で描かれていたジョルノの善悪では測れないようなキャラクター性の描写(盗んだ金で子供にアイス買ってあげるシーン)は、後の承太郎と康一の会話「(ジョルノは)敵か味方か?」に対して、康一が「わかりません。でも、なんかその爽やかなやつでした」と語るセリフに対応したものでもあると思った。

つまり、この1話ではジョルノは「DIOの息子である善か悪かもわからない謎なキャラクター」として提示され、その謎の答えをこれから先の話で描いていくという構成なわけだ。

この段階ではジョルノのキャラクターや、その魅力、言ってしまえばジョジョの主人公格を証明するものである「黄金の精神」を提示できていないので、4部のキャラクターに頼りつつ話を進め、橋渡しをしているという構造が改めてよくわかる。

作画

全体的にキャラクターの作画が良かった。これまでのシリーズより漫画のいわゆるベタ(黒塗り)や線が強調された原作寄りのキャラクターデザインで好印象。

特にジョルノが空港で耳を耳穴(外耳道?)に詰めるシーンあたりの作画が生々しくて上手かった。このシーンだけ上手すぎて浮いてる。誰が描いたのかわからないが、キャラクターデザインを担当している岸田隆宏は上手いアニメーターでもあるので、多分この人かも?わからない。

5部は作画面でこれまでのシリーズよりも結構期待できるかもしれない。

背景は4部の方が独特でジョジョっぽい感じが出てた気がする。イタリアを描写することの方に比重を置いているのだろうか。

音楽

冒頭こそイタリアらしい陽気な音楽が流れていたが、最後のブチャラティに詰め寄られるシーンで流れた音楽などはプログレッシブ・ロック風に聴こえた。

そもそも5部のボスのスタンド名がプログレのバンドからとられているし、そこらへんも意識しているのかもしれない。

というか、ジョジョはプログレな少年漫画(つまりは進歩的な少年漫画)だと思っているのでプログレ的な音楽は合うと思う。プログレッシブ・ロックの複雑さや技巧性、壮大さの表現などはジョジョに通じるものがある。特に5部以降はスタンド能力も複雑で抽象的なものになっていっているのが、プログレ感があるなと勝手に思っている。

まあ、1部、2部のEDではすでにプログレの代表的なバンドであるYESの「Roundabout」が使われていたので、改めて言う程のことでもないかもしれないが。


とりあえず、1話の感想を簡潔に言うと「耳を耳の穴に詰めるシーンの作画が良かった」

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