【アニメ/感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 4、5、6話の感想 (演出や原作との違いについてなど)

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」、4話、5話、6話の感想。

第4話ではポルポのスタンド、ブラック・サバスとの戦い、5話ではジョルノとブチャラティのチームとの出会いやポルポの隠し財産の存在について、6話では船上での戦いが描かれる。

episodio 04 「ギャング入門」の感想

4話は原作にはない細かい演出が印象に残った回だった。

最初にブラック・サバスを殴った後のバケツの扱いとか、影の中で波紋が起きてたりとか、まあ原作を膨らませて、よりドラマティックに演出するというのは普通の手法だと思うが、その数が多かった気がする。

あと、この5部のアニメは割と感動的に演出していく傾向があるんじゃないかと感じている。今回のポルポのバナナ拳銃のシーンも原作ではそのブルータルさにハードボイルドなかっこ良さを感じるのだが、アニメでは感傷的な雰囲気の曲がBGMに使われていて、じいさんの無念を晴らしたという風な感動路線の演出になっていた。2話の最後でジョルノとブチャラティが会話するシーンでも同様の路線の演出だった。というか多分使われている曲も同じだと思う。

ポルポが食事をすると胃に血がいくから頭がボッーとするとか言っていたが、これは多分血糖値とかインスリンの関係じゃないのかなと思って調べてみたら、食後は覚醒作用のあるホルモンが抑制されるから眠くなるという説があるようだ。

エンディングのクレジットを見ていたらデザイン協力に鬼窪浩久の名前を発見。荒木飛呂彦のアシスタントをやっていた人だ。荒木との共作「変人偏屈列伝」は康芳夫とかニコラ・テスラとかインパクトありすぎな人の話が多くておもしろかった。

episodio 05 「ポルポの遺産を狙え!」の感想

5話は仲間が登場したこともあってコミカルな要素が強かった。

冒頭に出てきたパッショーネの組織図がかっこ良かった。なんかこういう建築ってあるよなと思って調べたら、ローマのパンテオン神殿が似てたので多分そういうのを基にしたデザインなんだろう。原作の組織図は「ボス」とか「幹部」とか文字で書かれているだけの簡単なものだった。

原作を読んでいて、ここらへんのエピソードを一話分のアニメにするとなると、構成にまとまりがなくなりそうだから結構変えてきたりするのかなと思っていたら、やっぱりちょこちょこ変わってた。

そもそも原作ではジョルノがブチャラティのチームに会う話とポルポの財産を狙う話はそれぞれ独立した別の話なので、それをアニメ化するとなると、エピソードの構成やセリフを変えたりして一話のアニメとしてまとまりのあるものとして見せる必要がある。

ブチャラティとおばあさん達の会話シーンのねじ込み方とかを見るとスタッフもどうするか色々考えたのかなとか思わされる。

まあ構成なんていつも変わってるし、わざわざ言うほどのことでもないかも。

Episodio 06「ムーディ・ブルースの逆襲」

6話はアバッキオのバックストーリーから始まった。原作ではもっと先の方で語られた話だったと思う。なんとなく既視感のあるエピソードだと感じていたが、スパイダーマンのピーター・パーカーぽいんだと気づく。

ムーディー・ブルースに付けられているSEがおもしろいと思った。電話っぽい電子音とか、受話器を置いたときみたいな音とか。結構スタンドに付けられているSEが面白いと思う。スティッキー・フィンガーズが何かを殴ったときにはガラスを割るような音が付いているし、何かしら意外性のあるSEを付けようとしている感じがある。

そして問題の船に船を被せているというアイディアだが、これは本当によくわからない。ジョジョシリーズに出てくるアイディアの中でも屈指のよくわからなさだと思う。表面だけならともかく、内部まで被せているというその構造がうまくイメージできない。

アニメではちょっと変更というか原作にはないシーンが付け足されていた。

5話の船を借りるシーンでブチャラティは「1」と書かれた鍵を受け取って左側の船を借りたのだが、実際に乗った船のマストや船体には「LAGOON2」と書かれていて、そういうことへの気づきが敵スタンドの謎を解くためのヒントになったというものだ。(鍵の番号への言及は特になかったが。)

だだ、これはあくまでアバッキオとブチャラティが敵スタンドの謎を解くことができた理由を理解、納得させやすくするための補強材料としての効果がメインで、船を被せているというアイディアをわかりやすくするものではないと思う。一応「LAGOON1」と「LAGOON2」という表記の違いで別の船が被せられているということがわかりやすくなっている部分もあるが。

船を被せられていた本体の方が沈んで敵が被せていた方の船が浮いているのもよくわからなかったが、船が別れていくシーンを見ていると、被せていた船が破かれるように剥がれた後に何事もなかったかのように元のちゃんとした船の状態に戻っているので、そういう自由のきく能力なんだということはわかった。

EDの後にもアバッキオとブチャラティの出会いを描くシーンがあって、やっぱ感動的に話をまとめていく傾向があるなと思った。

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