【アニメ/感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 第14、15、16話の感想(ザ・グレイトフル・デッドとビーチボーイ、荒木飛呂彦の徹底性など)

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、第14、15、16話の感想。

Episodio 14 「フィレンツェ行き超特急」

ヴェネツィアに向かうためフィレンツェ行き超特急に乗る。ペッシとプロシュート登場。

まあ、人気のバトル+敵キャラというか、自分も5部の中ではこのバトルがTOP3に入るくらいには好きですね。

この14話だけで、亀、プロシュート、ペッシがスタンド能力を発動させて、ジョルノが早くもグレイトフル・デッドの能力を解析しているので、中々内容が濃い感じがします。

原作を読んだ時は気づきませんでしたが、冒頭のトリッシュのお色気?シーンは後の女性の体は脂肪が多いから体温が変化しにくいということの前フリでもあるのかもしれません。でも、別に関係ないかも?

この回は編集にリズム感があって良かったですね。あと、ピンボケ処理されてるショットが多かった気がします。色々な演出意図のために使われる効果だとは思いますが、結果的にそれが目立って見えただけなのかはよくわかりません。アニメってやっぱ平面的な画になりがちだと思うので、個人的には奥行きを感じられるという点で嫌いじゃないですね。

Episodio 15 「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド) その1」

ミスタとペッシ、ブチャラティとプロシュートの戦い。

サブタイトルが「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)」となっていますが、グレイトフル・デッドの元々の意味が「感謝する死者」だということは置いといて、「偉大なる死」で老化する能力ということは、偉大なる死というのは老死のことなんでしょうか。つまり寿命で死ぬこと?スタンド名と能力の組み合わせのおもしろさというのはありますよね。5部で言えばスタンド名「ソフトマシーン」が船をゴムみたいに柔らかくしてるのもおもしろいと思いました。

15話はやっぱブチャラティとプロシュートの肉弾戦が良いなと。頭脳戦の理屈を説明するシーンで原作のスピード感が損なわれていることも多いので、かえってシンプルなバトルの方がおもしろさが伝わりやすいというのはあるかもしれません。

狭い列車内でのバトルは序盤のジョルノとブチャラティの路面電車でのバトルのグレードアップ版という趣もありますね。目的こそ違いますが、最後にブチャラティが車体にジッパー穴を開けるのも同じです。

Episodio 16 「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド) その2」

ペッシとプロシュートとの戦いに決着がつく。

心臓の音を消すというのは、承太郎VSディオ戦を思い起こさせます。その前のピストルズが帽子の中で弾丸を止めるというのもディオ戦みたいだし、まあ名バトルを再現しているようなところもあります。

心臓すら半分にするとか、カーブで一回体が離れていっちゃうとか、ああいう徹底的な追いつめ方がジョジョの魅力ですね。徹底的にやるっていうのが荒木飛呂彦の作品の作り方としてある気がします。それこそ敵を倒すときも徹底的にオラオラだったりとか、徹底的に死んだように見せかけたりだとか。まあ、表現しようとしているものがはっきりしているということなんでしょう。そこに昔ながらの作品という香りもありますが。

この回の見どころとして大きいのはやっぱり人間ドラマかなと。プロシュートの覚悟とかペッシの成長とかの熱さがやっぱ良い。結局一番印象に残るのはプロシュートの「グレイト・・・フル・・・デッド」みたいなシーンなわけですよ。

最後のペッシとブチャラティの一瞬で決着がつく戦いが西部劇ぽいというか、それのスタンドバトル版って感じですね。承太郎VSンドゥール戦とかもそれ系だと思っているのですが、敵がそれなりに信念を持った奴だとこのパターンが出てくる気がします。クリント・イーストウッドが好きな荒木飛呂彦らしい決着の付け方という感じです。アニメの作画も良さげでした。

ペッシが最後にゲスに戻っちゃうのは、やっぱり敵に感情移入させないための配慮なんでしょうか。荒木飛呂彦はあえて吉良吉影の生い立ちを描かなかったり、読者にスッキリ楽しんでもらうために敵をしっかりゲスな悪として描く人なんですよね。そういう少年漫画家としての割り切り方もすごいなと思ったりします。

以上感想でした。

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