【アニメ/感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 感想 第7、8話の感想 (カプリ島という舞台)

ジョジョ、7、8話の感想。なんか数話分の感想をまとめて更新する感じになってます。文体も変わりがちかも。

Episodio 07 「セックス・ピストルズ登場 その1

第7話。ズッケエロの拷問とカプリ島への上陸。

7、8話は実在する島を舞台にしているおもしろさがありますね。元からイタリアが舞台ですが、その範囲がカプリ島という小さな島に狭められたことで、より実在感のある場所として感じられます。漫画では白黒なのもあって、カプリ島が「美しい景観」とか言われても、ピンとこなかったんですが、アニメではちゃんと綺麗な場所とわかるものになっていたのが良かったです。まあ、漫画にはカラー版もあるんですが。

話題のダンスシーンは、想像以上に派手な映像で驚きました。曲もなんか平沢進をサンプリングしたみたいな変なHIPHOP?だったし、タッチの違う作画も取り入れたりしててMV風でした。

演出的には結構ストレートというか王道な感じで細かい工夫の多い回でした。これは例えば、敵が先にカプリ島に着いていることがわかると雲が船に影をおとし、ジョルノが打開策を示すと日が差して、その光線が画面を遮るとジョルノのアップになる、といったシーンなどに表れていると思います。

EDのクレジットを見ていたら「銃器作画監督:宝谷幸稔」という役職を発見。そういう役職もあるんですね。この人はプロップ(小物)デザインの担当者でもあるようなので、銃器類のデザインもしてるんでしょう。あと、通常パートとダンスパートで絵コンテ・演出の担当者が別だったみたいで、色々と凝ってるのがわかります。原画のクレジットで小川隣という人が下段中央に1人だけ目立つように表記されていたので、この人がダンスパートの変わった作画の担当者だったのかも?まあ、わかりませんが、なにか意味があっての配置ではあるんでしょう。

Episodio 08 「セックス・ピストルズ登場 その2」

第8話。ミスタの過去とサーレー(クラフト・ワーク)との戦い。

この回のバトル内容はわざわざカプリ島に来ただけあって、カプリ島の地形を活かしたものになってますね。トラックで山道を登りながらのバトルという舞台設定には、ちょっとしたカプリ島観光のような側面があるのもおもしろいです。サーレーが小石を投げて山を登ってくるというアイディアもカプリ島の特徴である断崖があってこそ活きているものではないでしょうか。

クラフト・ワークの物を空間に固定する能力は好きですね。名前の元ネタのクラフトワークの音楽も好きだし。でも、クラフトワークってジョジョの元ネタとしては珍しい電子音楽系なので、あんまり荒木飛呂彦が好きそうな音楽には思えないんですけどね。イレギュラーなPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」なんかもありますが。

7話でもそうだったんですが、弾丸の軌道の表現(空気の波みたいなやつ)は「マトリックス」ですね。やっぱ弾丸を扱うのなら、ああいう映像にするのが標準くらいのものになってるんでしょうね。出てきた当時は革命的に斬新な表現だったんですが、今ではすっかり見慣れたものになってます。原作は「マトリックス」よりも前です。

ただ、この回はサーレーのサイコ感にフォーカスすることで緊迫感のあるバトルを作ろうとしているようではあったんですが、色々とぎこちなさも感じました。絵コンテの方の名前で検索したら、他の仕事歴が全く出てこなかったので新人だったのかもしれません。もしそうなら、いきなりこのバトルを担当するのって結構大変そうな気がするんですが、そんなもんなのかな?

ひとつ気づいたのは、ミスタがサーレーが断崖を登ってきたことを発見したとき、原作ではサーレーは塀に片足のっけて立ってるんですが、アニメでは完全に宙に浮いてました。演出上の意図があって変更された可能性もありますが、単なるミスかも?

原作絡みついでに若いジョジョ読者は知らないかもしれないトリビアを言うと、ジョジョってたまに「セリフも擬音もない変なコマ」があるのわかりますか?例えば、この回の原作が掲載されている50巻でいうと、49ページ下のピストルズが弾を込めてるコマとか、135ページ下、155ページ下も多分そうかな?こういうコマって少年ジャンプ本誌に掲載されていた時にはそこに広告があったんですよ。広告が縦長の場合もありますが、単行本化するときに代わりの絵が追加されてるんです。とっくに廃止されているこの漫画内広告ですが、廃止された時期も、多分このくらいの年代(90年代後半くらい)じゃないかなと思います。

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