【アニメ/感想】ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、第9、10、11話の感想(ナランチャVSホルマジオ、9話の良さ、エピソードの差し替え、「キレる」キャラ設定)

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、第9、10、11話の感想。

ちょっと更新しないでいたら、話がどんどん先に進んじゃってて追いてかれてるんですが、まあ感想ブログはだらだら続ける予定です。

Episodio 09「ボスからの第一指令」

第9話。ペリーコロからトリッシュを預かり、ナランチャとホルマジオの戦いが始まる。

この回は全体的にシリアスで重めの雰囲気で統一されていてかなり良かったです。エアロスミスの戦いも迫力があって、正直、原作の中でも特に好きな戦いでもなかったので、その良さに驚きましたが。

ペリーコロとの会話シーンから良かったですね。ペリーコロの顔のアップで会話にメリハリを作っていました。この回はレイアウトもいつもより見応えがありました。ペリーコロとトリッシュが持っている掃除具の柄の傾き具合が揃っていたり、車内の会話シーンなどでも美的なセンスが感じられました。

アニメオリジナルの要素がうまくハマっていると感じられる場面も多かったです。 ナランチャが車をキックするのとシンクロして爆弾が爆発するシーンは、原作ではもっと地味ですが、アニメでは山場になってました。エアロスミスが出てきたときに流れる音楽もかっこ良かった。

今までの9話の中ではこの回が一番良かったですね。

Episodio 10「暗殺者(ヒットマン)チーム」

第10話。ナランチャとホルマジオの戦いと、暗殺者チームがトリッシュを狙う背景。

原作通りにいけば、この回でナランチャの過去が描かれる予定だったのに、それがなくて代わりに暗殺者チームのエピソードが挿入されてました。10話はこれからの敵である暗殺者チームに焦点を当てる構成だったようです。

原作では敵を倒したら、また次の敵が出てきて~の繰り返しなので、こういう風に後々の敵をあらかじめ登場させておくと全体にまとまりが出来て良いんじゃないかなと思いました。アニメオリジナルの車を小さくして飲み物に混ぜる能力の使い方もおもしろいアイディアでした。

ホルマリン漬けのソルベは原作通りですが、あれはイギリスのアーティスト、ダミアン・ハーストの作品が元ネタですね。ダミアン・ハーストの場合はもちろん人ではなく牛とかをホルマリン漬けにするんですが。「あれを人でやったらおもしろいんじゃないか?」という発想ですよね。闇社会で実際にありえそうな感じがなかなか絶妙。

この回は、全体的にキャラクターの動きというか芝居というか、演技が細かい感じもしました。

Episodio 11「ナランチャのエアロスミス」

第11話。ナランチャの過去とホルマジオとの戦いの決着。

10話で描かれなかったナランチャの過去がこっちに回されてました。しかも原作では暗殺者チームのエピソードが出てくるところをナランチャの過去エピソードに差し替えているという変わった構成。結果的にはナランチャの正義感が強調された一方で、ホルマジオの必死さが減っちゃってる感じでしたが、まあこの回の主役はナランチャということなんでしょう。

ホルマジオの能力はボトルシップに着想を得ているみたいですね。最初の登場時にも猫を瓶に詰めてたし、今回も瓶にナランチャと蜘蛛を入れていて、やたらと瓶に入れたがりますからね。ホルマリン漬けと同様、「あれを人間でやったらおもしろいんじゃないか?」というアイディアが根底にある感じがします。

全体的に絵に迫力があるかっこいい回でした。あおりのホルマジオとかナランチャの「炎をでかくしてやるぜ!」のところとか。


思ったのが、ナランチャの「キレる」キャラ設定なんですが、この「キレる」という言葉や概念が世に出てきたのが、たしか原作連載当時の90年代後半くらいからなんですよね。「キレる若者」が社会問題になってたりもしたんですが、ナランチャも多分そういう世相を反映したキャラっぽいですね。すぐナイフを取り出すのもそれっぽい。

承太郎の頃は「プッツン」という言葉で怒りが表現されていましたが、やっぱり怒りの質とかニュアンスが違う感じがします。まあ、「キレる」の語源は諸説あるらしいのですが、血管が切れるということからきているのであれば、「プッツン」と意味は同じなんですが。

スポンサーリンク