2019年2月に聴いた音楽(民族音楽とワールドミュージック、Panda Bear、U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS、YOHLU)

2019年2月に聴いた音楽の紹介。2月は超絶技巧的な演奏家や知られざる名作曲家を探し求めて、やたらに民族音楽やワールドミュージックばかりを聴いていたので、そういうものが多めです。

Panda Bear – Dolphin

Panda Bear – Dolphin

アニマル・コレクティブの創始者、ノア・レノックスことPanda Bear(パンダ・ベア)の6作目のソロアルバム「Buoys」収録の1曲。浮遊感が良いですね。MVもシンプルだけどおもしろい。

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS / BUNKA

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS / BUNKA

タブラ奏者のU-zhaanとラッパー2人のコラボ曲。ラップの歴史とタブラ演奏者の歴史を紹介しつつリスペクトするユーモアのある曲でおもしろかった動画です。

YOHLU “SHEEP” (Official Music Video)

YOHLU "SHEEP" (Official Music Video)

2018年結成の福岡のフューチャーソウルユニット、YOHLU(ヨール)の第3弾配信シングル。今風のサウンドで聴き心地が良い。

Chinese Pipa Master Lin Shicheng solo

埋め込んでも再生できないので見たい人はYoutubeでどうぞ。

中国の琵琶、Pipaの演奏家、Lin Shicheng(林石城/リン・シーチェン、1922-2005)。リン・シーチェンは200年の歴史がある浦東派という流派の宗主で中国音楽界の偉人のような人物らしいです(参照:林石城_百度百科)。中国の演奏家の音源も色々聴きましたがこの人に一番凄みを感じました。日本のサイトでは情報が少ないんですが、この人の弟子の記事がちょこちょこ出てくるので、先生としても優秀な人だったんでしょう。この曲はハゲタカと白鳥の戦いについての曲らしく、かなり荒々しい音も使ってたり、あとトレモロみたいな奏法が多いですね。↓映像の曲は1曲目。

Ahmad Ebadi – Ahmad Ebadi, Setar Solo

Ahmad Ebadi(アフマッド・エバーディー、1906-1993)はイランの弦楽器、セタールの演奏家。この1か月色んな民族音楽を聴いた中でペルシャ音楽の世界は深いなという発見があって、その中でもこの人は集中的に聴いた人の1人です。最初聴いたときに前述のリン・シーチェンに似てるなと思いました。この人の家族にも凄い音楽家が多いらしく、特に父親のMirza Abdollah(ミルザ・アブドッラー)はペルシャ音楽の歴史上、最も重要な人物とまで言われるほどの人のようです。(ミルザー・アブドッラー – Wikipedia)

「Shahnavazan-1: Tanine Kashihaye Abi」 Morteza Mahjoubi

10歳でコンサートデビューした、イランのピアニスト・作曲家のMorteza Mahjoubi(モルテザー・マフジュービー、1900-1965)のアルバム。ピアノを微分音(半音より細かく分けられた音程)を含むペルシャ音階を基に調律して演奏しているらしく、独特の響きがおもしろい。基本的に即興で演奏しているようですね。

Works Of Kemani Tatyos Efendi — Kudsi Erguner Ensemble

オスマン古典音楽の有名な作曲者、Kemani Tatyos Efendi(1858-1913)の曲を、トルコ出身のネイ(アラブのフルート)奏者率いるKudsi Erguner Ensembleが演奏した1996年のアルバム。ここら辺の音楽も色々聴いてみたんですが、このアルバムのアンサンブルのうねりがおもしろかったです。結構お気に入りのアルバム。

「Me Voy Contigo」Remedios Amaya

スペインのフラメンコ・シンガー、Remedios Amaya(レメディオス・アマヤ)の97年のアルバム。やたらかっこいい曲が多くて、フラメンコファンになりかけました。演奏が良くて、ギターがVicente Amigo(ビセンテ・アミーゴ)という有名なフラメンコ・ギタリストで、ベースはパコ・デ・ルシアのバンドで活動していたCarles Benavent(カルレス・ベナベン)という人のようです。

Astor Piazzolla – Libertango (1977)

Astor Piazzolla – Libertango (1977)

タンゴの革命家、アストル・ピアソラのスタジオライブ映像。プログレみたいでおもしろいんですが、2分30秒から登場するピアソラがかっこよすぎて笑えます。こんなに熱情的に演奏していたんですね。やっぱこのクラスの人はすげーわ。

まあ、こういう音楽を聴いた2月でした。