【音楽レビュー】清水靖晃&サキソフォネッツ「CELLO SUITES 」【バッハ/クラシック/サックス】

聴いた音楽をレビュー、紹介する記事。

今回は清水靖晃&サキソフォネッツによる「CELLO SUITES 」。

清水靖晃&サキソフォネッツ「CELLO SUITES 」(2007)

清水靖晃は1954年生まれのテナーサックス奏者で80年代にはバンド、マライアで活動したほか、映画音楽なども多数手掛けている。

この「CELLO SUITES 」はバッハの作品の中でも評価、人気の高い「無伴奏チェロ組曲」全曲をテナーサックス用に編曲、演奏したもので、元は別々に発売された2枚のアルバム「CELLO SUITES 1.2.3」(96年)と「CELLO SUITES 4.5.6」(99年)を一つにまとめたもののようだ。

このアルバムは録音する空間にもこだわっており、栃木県宇都宮の大谷石採掘場跡の巨大な地下空間や岩手県の釜石鉱山の地下空洞など、残響効果の大きい場所が選ばれているようだ。

そのため、単にサックスの演奏というより、大きな空間自体が鳴り響いているような特殊な音響効果を作り出している。

そこにバッハの宇宙的な音楽が加わって、空の上で鳴っているような非日常的で浮世離れした世界が表現されている。

(まあ、演奏しているのは地下だけど。)


このアルバムの曲がしばしばテレビから流れてきたことを覚えている。

特に1曲目の「PRELUDE」はトヨタ自動車のCMのイメージソングだったらしいが、他にもNHKで日曜美術館の後にやっているアートシーンで流れていた記憶がある。

多分、他にも色んなところで流れているだろう。

自分でも聴いているとよくわかるが、このアルバムの曲は音の響きが穏やかで品がありBGMにするのに丁度良い作品なのだ。

そういうわけで、俗世間から離れた気分に浸りたい人にはうってつけの作品かと思う。

ジャケットも曲の雰囲気とピッタリで素晴らしい。

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